夫にもっと積極的に育児参加してほしい。
夫に自分から子育てに関わってほしい。
そう思っている方、たくさんいると思います。私もずっと思ってます。
思ってるんですが、そもそもどうしてそう思うのか。自分なりの考えをまとめたので書きます。
(自分が妻側なので、夫に、と書いてます。気になる方はパートナーに、と読み替えてください。)
この話って、”もっと育児に参加してほしい”の部分と”自分から積極的に”の部分に分かれるんじゃないかと思うんです。
もっと”育児に参加”してほしい
”もっと育児に参加してほしい”の部分は、”私にばっかりタスクが偏っててずるい”みたいな気持ちから来ている気がします。
専業主婦だったり育休中だったりすれば、自然とそちらに子育てタスクは偏ります。それは当然です。
が、休日であったり仕事から帰ってきてからであったり、今ならあなたも出来るよね?みたいな時に何もしてくれなかったりすると、ずるい、と思います。
共働きなら尚更、なんで私にばっかりタスク偏ってるの???と思いますよね。
例えば私の場合、こっちが休日の朝子供に付き合って早起きしてる横で寝たまま、という時に私だってもっと寝たい!ずるい!と思いますね。特に前日も休みだった場合。
でもこの部分だけだったら、これとこれはあなたの担当ね!とかすれば解決ということになります。
オムツ替えは全部夫が担当とか。育児タスクは全部やる代わりに家事タスクは全部やってねとか。日曜の朝はあなたが起きて子供の相手をしてねとか。
お互い納得の行くタスク配分に直せばいい、という解決になる。
”自分から積極的に”参加してほしい
それで解決しないのは、”自分から積極的に”の部分があるから。
実際にはタスク化できない部分が多いから、でもありますが、そのタスク化できない部分の偏りを解決するのもこの部分です。
こちらは”私ばっかり考えててずるい”という気持ちから来ている気がします。つまり、”もっと当事者意識を持ってほしい”。
タスクの量とはあんまり関係がありません。
二人の子供なんだから、二人で育てるべき。だから自分と同じくらい子供のことを考えてほしい。
そう思うのに、夫の態度や行動から”子供のことを考えてる”という気配が読み取れないから、ずるい、と思います。
そうすると夫側のタスクを増やしても、結局”言われたことしかやらない”とか”仕方なくやってる”と思ってしまいます。
そうじゃなくて、”育児を手伝う”のじゃなくて”自分が育児をする”という当事者意識を持ってほしい。もっと子供のことを考えてほしい。その為にはもっと子供に関わってもらわないといけない。
だから更に夫のタスクを増やそうとします。以下ループ。
夫からすれば、俺は俺なりに子供のこと考えてるのに!と思われるかもしれませんが。伝わってません。
当事者意識を持っている事を伝えるには
じゃあ夫はどうしたらいいのか。どうしてほしいのか。
これはとっても簡単です。
相手に言われる前に、子供の話題を出す。これだけ。
ほとんど子供と会えなかった日は「今日は◯◯(子供の名前)、どうだった?」と聞く。
一緒にいられる時は「今やることある?」、それから子供と遊ぶ。
これが出来ていれば、もっともっととタスクを増やされることは無いと思います。
何故かと言うと、ちゃんと子供のことを考えてくれている、当事者意識を持ってくれた、と妻に伝わるから。
そして、そうやって子供の話題で会話したり子供と接するうちに、「タスク化出来ない部分」の育児、”考える”を共有しているからです。
家事で食事を作る時に一番大変なのは、実際の料理ではなくて献立を決めること、といいます。
最近出した献立、冷蔵庫の中身、家族の好み、旬の食べ物、今日は何が安いか、など様々な要因を加味して決めるんですよね。
これを毎日って大変です。
そして要因を把握していない人に相談しても、冷蔵庫に半端な食材が増えたり材料費が予算を超えたりします。
育児にもたくさん考えて決めないといけない事があって、”考える”を共有するって、献立決めにおける要因を共有している、ということと同じだと思ってます。
要因を共有しているから、それぞれが考えられるしお互いに相談できる。
献立決めの負担を分散できたら、実際の料理はさほど難しくない。
作る回数が圧倒的に妻の方が多くても、二人でやっている認識があるから苦しくない。
そういう事ではないかな、と思います。
子供をめちゃくちゃ可愛がる余所のお父さんを見て、羨ましく思ったところからつらつら考えてたんですが、まとまったかなぁ。
ではまた。