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子育て、洋裁、インドネシア帯同準備

「祖父母手帳」レビュー~両親・義実家とのトラブル回避

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「ネットやSNSでよく聞くけど、これって本当?」

「祖父母世代からのアドバイスは嬉しいけど、母親学級で習った話と違う・・・。」

 

妊娠中や出産後、こう思うケースってかなり多いのではないかと思います。

そういった疑問をスッキリ解決してくれた本がこちら。 

孫育てでもう悩まない! 祖父母&親世代の常識ってこんなにちがう? 祖父母手帳

 

育児にまつわる正しい情報を知りたい人や、

「その育児の知識はもう古いの!今はこうするのが常識!だからこれ以上うるさく言わないで!」

って言いたい、でも言えない、という人におすすめです。

 

読んだ理由

私がこの本を読んだのは、妊娠中に実母から

「今は離乳食の前に果汁飲ませたりしないんだってね~。色々変わってるんだろうねぇ」

と言われたことがきっかけです。

そう言えば母親学級でも、「昔は◯◯だったけど~」というようなことをいくつか言っていたなと思い、そういう話をまとめた本は無いかな?と探しました。

 

自治体によっては、こういった内容のパンフレットを配布しているところもあるようです(さいたま市の祖父母手帳熊本県の孫育て手帳など)。

残念ながら私の住んでいる地域も実家の地域もそういった物は配布していなかったため、こちらの本を購入しました。


オススメポイント

今と昔の違いが分かりやすい

研究が進んだ結果変わったお世話の仕方や、夫の育児参加が増えていることなどの環境の変化まで、主な「今と昔との違い」が3ページにまとめられています。

私のまわりで聞いた話だと「大人と同じ食器を使わない(虫歯がうつるから)」「アレルギーは好き嫌いとは違う」「抱き癖は気にしなくていい」辺りは知らない人がいる印象ですが、全てこのページに取り上げられていました。

とりあえずここだけでも読んでもらえると、「色々な事が変わっている」と分かって貰えるのではないかと思います。

 

噂やネットの怪しい情報を頭の中から一掃できる

妊娠中の過ごし方から育児のあれこれまで、色々な質問に対する回答が載っています。そして、どれも科学的な観点からみた説明付きで解説されています。

参考資料も各ページ内に記載されており、経験やイメージで言っているのではないため「その話、本当?」と疑いながら読まずに済みます。

ネットで読んで、これホントかな・・・?と不安になった話がはっきり「違います」と書かれていたりして、読んだ後とてもスッキリしました。

 

親世代と祖父母世代、両方の立場に配慮されている

「こんなこと、ありませんか?」という、四コマ漫画のページがいくつかあります。

祖父母が親世代にあれこれ言って困らせたり、逆に親世代が祖父母に頼りすぎたり。

お互いにそうならないようにしないとね、というメッセージが嫌みっぽくなく届けられるようになっています。

本文でも、祖父母世代がやりがちな事、親世代がやりがちな事についてやんわりと指摘が載があり、どちらの立場で読んでも為になります。

 

この本を使ってやったこと

義母に渡してトラブル回避

私は義実家との関係が悪いわけではありませんが、仲良しというわけでもなく。

それ相応に気を使う関係です。

が、妊娠したことを伝えて以降、義母と顔を合わせる機会があると「私の時はこうしたのよ~」的な話をずっとされていました。

悪気が無いどころか、初孫の誕生を楽しみにしてくれているが故、と分かるので大人しく聞く他なく・・・。内容が現在の育児方法と違っていてもあまり指摘できず(自分の実家までと同じくらい距離があるので、頻繁には合わないのが救い)。

生まれた後もこの調子で色々口を出されたらキレてしまう自信があるな・・・と思っていました。

ので、出産後に初めて義実家へ行った際、この本を見せながら「昔と違うことも結構あるみたいなんですよねー」と言い、さり気なく「良かったら読んでみて下さい~(*^^*)」と渡しておきました。

その場ではすっと横に置かれたので(いやいや、そこは読むふりだけでもしようよ~)と思いましたが、その後読んでくれたようで。最近は「それぞれのやり方があるから」と言って、こちらのやり方を尊重してくれることが増えました。

この本が無いまま”言いたいけど我慢”を続けていたら、どこかで爆発してトラブルになっていただろうな・・・と思います。

実父にタバコを止めてもらった

章の間にコラムが掲載されているのですが、その中の一つに「乳幼児突然死症候群(SIDS)」の話があります。

この乳幼児突然死症候群はまだ原因が見つかっていません。が、予防法はいくつかあり、そのうちの一つが「赤ちゃんの近くで喫煙しない」です。

私は里帰り出産だったので、里帰りしてすぐ喫煙者の父にこのページを読んでもらいました。

そして家の中でタバコを吸わない、吸ったら最低30分は離れるようにしてもらいました(本書を参考にすると本当は2時間は離れて欲しかったのですが、妥協点です)。

読んだだけですぐ出来るようにはなりませんでしたが、母と私とで「本にも書いてあったでしょ!」と言うと割とスムーズに聞き入れてくれました。 

デマのアドバイスをしなくて済んだ

私には姉がおり、息子より一つ年下の甥がいます。

子供の年が近いため色々と話をすることが多いのですが、この本を読んでいたおかげで、デマを元にしたアドバイスをせずに済んでいるな、と思います。

例えば、私はあまり母乳の出が良くありませんでした。

それを話した時によく言われたのが、「ケーキとか甘いもの食べるから乳腺が詰まって出てこないのよー!」という話。

母乳の出具合や味に食べ物は関係ありません(この本ではっきり知りました)。頻回授乳をしなかったこと、息子が飲むのが下手だったことなど色々な要因が合わさった結果です。

逆に姉は出が良すぎて、よく乳腺炎になりかけているそうです。それに対して「ケーキとか食べると乳腺が詰まるから止めた方がいいよ」なんてアドバイスをせずに済んでいます。

善意からの言葉でも、間違っていたり不安にさせるような事を言わずに済んで良かったと思います。

 

まとめ

こんな人におすすめ

  • 自分の両親や義実家などに、今の育児について知って欲しい。
  • 妊娠や育児に関する正しい情報が知りたい

 

Kindle版もありますが、そっと手渡す為には単行本の方がおすすめです。

孫育てでもう悩まない! 祖父母&親世代の常識ってこんなにちがう? 祖父母手帳

  

ネットの怪しい情報で不安になる前にぜひ。

これもネットの情報になる訳ですが。

ではまた。