この記事では、在宅で稼ぐ為に試したサイトのレビュー、体験談を書いています。
こんにちは、1歳男児育児中のコンテです。
小さい子供がいて外で働けない。
副業が解禁されたから、何か始めたい。
そういった人達がすぐにでも始められるのが、在宅ワーク。
ですが、自分に向いていないサイトで仕事を探しても見つかりません。
転勤妻・育児中で複数の在宅ワークを試した経験から、各サイトの特徴や稼ぎやすさ、始める時のポイントをまとめました。
特に、子供が産まれたら在宅ワークしたいな、と思っている方。
絶対に、子供が産まれる前に初めておいた方がいいので、ぜひ読んでいって下さい。
でも長いんで、気になるところに跳んでください。
在宅ワーク系
クラウドワークス
ご存知、クラウドソーシングの大手、クラウドワークス 。
登録手数料無料なので、とりあえずやってみよう、くらいの気持ちで登録しました。なお登録したのは2016年頃。
結論から言うと、クラウドワークスではほぼ稼げませんでした。
理由は2つ。
- (自分のスキルでは)単価の安い仕事しか受けられなかった
- 単価の高い仕事を受ける為には、クラウドワークス上での実績が必要だった
以下、登録から止めるまでの体験談です。
クラウドワークスで探せる仕事のジャンルはホームページ制作、アプリやWEB開発、イラストやデザイン、ライティングなど。
プログラミングやWeb制作、デザインの経験があれば、そういった仕事の方が単価が高いです。が、これらの仕事は、殆どが実務経験者の募集。
私はWeb制作の実務経験がありましたが、5年以上ブランクがあったため、なかなか受けられそうな仕事を見つけられませんでした。
そういう場合でも、ライティングなら未経験可の仕事があります。
ライティングで募集されているのは、ブログやキュレーションサイトの記事執筆、メールマガジンのライティング、画像や音声の文字起こしなど。
単価は 記事の執筆 > メルマガ > 文字起こし です。
当時は時間に余裕があったので、まずは記事の執筆をしてみようとしました。
が、2016年の前半はまだ「WELQ事件」が起こる前。
※WELQ事件とは
DeNAの傘下にある健康・医療系キュレーション(まとめ)サイト「WELQ」。不特定多数のライターによって書かれた記事内容の信憑性に問題があったこと、ほかのサイトをコピーして加筆するなど、著作権上も問題があったことなどが明らかにされ、サイトの無期限休止に追い込まれることになりました。
引用元:WELQ問題「医師監修」だから安全とは限らない | 「WELQ問題」の本質とは何か | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
この問題が起こった後、多くのキュレーションサイトで信憑性のない記事の削除や執筆体制の改革が行われました。
その改革以前だったため、クラウドワークス上にあった記事執筆の仕事の多くが、
「コピペは不可。だけど、他のサイトに載ってる情報をリライトして書いてね」
というものでした。
著作権ほか、細かい部分の問題点を把握していた訳ではありませんが、
- 他のサイトの情報を切り貼りするだけ、ってなんとなくズルっぽい
- 情報の信頼性とかの担保が無いのは不誠実では・・・?
- そもそも、自分が検索した時にまとめサイトばっかり出てくると嫌
等々、この仕事をするのは良心が咎める・・・と思ったため、応募を諦めました。
そして、まずは経験不問の文字起こしをやってみましたが、これは誰でもできる代わりに、本当に単価が低かったです。内職レベル。
時間単価を計算してしまうと、もう心が折れてしまいました。
誰でも出来て単価が低い仕事をいくつかこなす
↓
クラウドワークス内での実績が出来たらもう少し高い単価の仕事を受ける
↓
また実績を増やす
・・・というように、だんだんステップアップすると、内職を脱してそこそこ稼げるようになるようです。
が、そこまでするよりバイトでもする方が全然楽に稼げるよね・・・と当時は思ってしまい、ここで止めてしまいました。
今後、徐々に在宅ワークに移行していきたいなー、という人にはおすすめ出来ます。
しかし、育児中などで時間が限られている中始めようと思っている人は、「クラウドワークス内での実績が無いと稼げない」という点を理解した上で登録した方がいいと思います。
もし、産後は在宅で・・・と考えている場合は、今すぐ初めて実績を作っておいたほうがいいです。
Baseconnect株式会社
こちらは、求人サイトで見つけた在宅ワーク。
自社オリジナルのデータベースサービス「Baseconnect」を運営する企業で、そのデータベース用のデータを作成する「リサーチャー」と呼ばれる仕事でした。
残念ながら、現在は募集していないようです。
中小企業の情報を公式サイトから調べ、データ入力と150文字程度の短いライティングで1記事100円。1度に10記事ほど割り振られます。
2018年の4月~7月くらいまで仕事をして、一番多い月で5,000円ほど稼ぎました。
マニュアルも整備されているし、納期も厳しくないし、自分のペースで進めることができます。
すぐにそこそこ安定して稼げるため良かったのですが、これも心が折れる状況になり、止めてしまいました。
公式サイトの内容がほぼ無いなど、調べてもライティングできるほどの情報がなかった場合、その記事は「書けない」というステータスにして報告します。「書けない」になった記事にはお金が支払われません。つまり、その調査にかかった時間はムダになります。
どの企業の記事を書くかはランダムに割り振られるので、割り振られた10記事のうち書けたのは1・2件、ということもあります。
そういう事が続いたのと、同じような業種の企業が続いてライティングが苦痛になり、これ以上書けない・・・と感じ、業務の終了を申し入れました。
株式会社キャスター
こちらは、オンラインアシスタントサービス「CASTER BIZ」の中の人として働く仕事です。
中の人、と言っても、顧客とやり取りするのは主にフルタイムで働くメンバー。自由な時間で働く「ソロアシスタント」は、クラウドワークスのように募集中の仕事の中から自分でやりたいものを選び、依頼がもらえたら作業を行います。
秘書や翻訳、Web開発、ライティング、サーチ、架電、経理などの業務があります。
2018年の11月に採用をいただき、翌年3月に休職しました。その間、受けられた仕事はゼロ。当然ながら稼ぎもゼロです。
その理由は、平日の昼間稼働出来ないと、受けられる仕事がとても少ないからです。
以下、選考~実働開始~休職までの体験談です。
公式サイトの求人ページから応募しました。
採用担当の方からメールで返事があり、専用のサイトにログイン出来るようになります。以降、採用に関する連絡は全てそのサイト内で行いました。
そこからの選考の流れは、
基本情報の入力(履歴書にあたる内容)
↓
トライアル課題提出
↓
面接
↓
採用
でした。
トライアル課題は本人の対応可能ジャンルの内容、面接はビデオ通話で行います。
採用されると、作業に必要な環境作り(クラウドサービスの導入など)と、ビデオ通話による講習の受講が必要になります。
それらを終了したら、稼働開始です。
このビデオ通話による講習、大体3時間と案内されます。
当時、既に出産後だったため、まとまった3時間の確保が難しい状況でした。
そのため、何回かに分けて受講ができないか打診してみましたが、分割での受講は認められないとのこと。
ちょうど夫も仕事が忙しい時期だったのですが、なんとか夫の休日と講習の日程を合わせて受講しました。この講習、割とすぐ枠が埋まってしまって調整が大変でした…。
講習の日程調整に時間がかかったのもあり、応募から稼働開始までに大体1ヶ月かかりました。
稼働出来るようになったら、仕事を探します。
仕事の依頼が来るか、自分で「その仕事やります」、と手を挙げて仕事をもらうかですが、余程貴重なスキルがあるのでなければ、まずは自分で仕事を探すことになります。
私は自分の過去の職歴から、ライティング・Web系・サーチなどで探しました。
しかし、出来そうな案件は他の人が先に手を挙げていて取れなかったり、環境的に無理だったりで全然仕事が受けられませんでした。
応募当初、私は昼間に2時間程度、夜2時間程度稼働できる見込みでした。
ところが、稼働開始までの1ヶ月で子供の生活リズムが変わってしまい、日中の稼働が難しくなってしまいました。
日中はパソコンを出しての作業が出来なくなったため、出来るのはスマホから仕事を探す事くらい。
ただ、仕事の詳細はパソコンからでないと確認できない仕様だったため、
チェックしておいた仕事を夜になってからパソコンで詳細確認→連絡
とするしかなかったのですが、大体既に他の人が先に連絡していて受けられませんでした。
また、仕事を受けてから質問が出てきた場合、フルタイムで働くメンバーに連絡をとる必要があります。
フルタイムの人は平日の日中だけ働いているので、夜しか作業が出来ないと、連絡に時間がかかります。納期が短い仕事だと、質問事項が生まれた段階で詰んでしまうことになります。
そうして
- 受けられる仕事自体が少ない
- 受けられそうな仕事は、昼間働ける人が既に押さえている
という状況が続き、このまま続けても仕事は出来ないと判断して休職しました。
営業時間外の作業に向いているスキル(翻訳や経理など)を持っていたり、営業時間内で作業ができれば、全て自社内の案件ですし、マニュアル完備の作業もあり、クラウドソーシングよりも安心感があると感じました。
子供が産まれる前に始めたほうがいい理由
上でも書いているのでお分かりかと思いますが、時間に余裕があるうちに作業経験を積んでおかないと、仕事が受けられないからです。
仕事を受ける条件が設定されている、という場合ももちろんあります。が、それよりも、「これは前に似たような作業をしたことある」という経験が無いと、その仕事を受けられるかどうかの判断ができない、という意味合いが大きいです。
業務委託契約で仕事を受けるタイプの在宅ワークの場合、「その仕事をきちんとできるか」を自分で判断する必要があります。
ですが、はじめて行う作業だと時間の見積りがしにくいですよね。
時間に余裕があれば、多少見積もった時間をオーバーしても、作業自体を終えることは出来ます。
そうして失敗しつつ、この作業は前にこのくらいかかったから~、と正確な時間が見積もれるようになります。
ところが、産後はとにかく時間に制限がかかりますし、いつ時間が確保できるかも分からず、予定が立てにくいです。
そうすると、思ったより時間が確保できず(または作業に時間がかかり)納期までに終わらなかった、という事態になりかねません。
納期に余裕がある作業が多ければ良いですが、実際はあまり余裕がなかったり、「間に合わないかもしれない」という心配が先に立って、新しい作業を受けることがしにくくなります。
そのため、子供が生まれたら在宅ワークで~、と考えている方は、今すぐに始めて、単価が安くても何でも、とりあえず仕事を受けて経験を積んでおくことをおすすめします。
アンケートサイト系
もう生まれてる!まとまった時間の確保は難しい!という人におすすめなのが、アンケートサイト。
本人確認のために、登録完了までやや時間がかかりますが、スキマ時間だけでコツコツ稼げます。
お小遣い程度で良いから稼ぎたい、という人はぜひ始めてみて下さい。
キューモニター
アンケートサイトで最も稼げているのがキューモニター。
効率よく稼ぐ方法や、実際にいくら稼いだか、こちらの記事で詳しく紹介しています。
マクロミル
純粋なアンケートの配信数が一番多いのがマクロミル 。
登録してすぐは少ないですが、一旦届き始めるとどんどん増えていきます。
常に回答できるアンケートがあるので、「今なら時間があるのにできるものが無い!」という状態になりにくいです。
1アンケートあたりの単価(ポイント数)は2~5ポイントの物が多いですが、たまに30~70ポイント貰えるものも。
また、「サンプル調査」や「会場調査」などの、ポイント付与数が多いアンケートもあります。
サンプル調査は、自宅に送られてきたサンプルを使用(飲食物の場合もあり)して、その結果についてアンケートに回答します。
会場調査は、指定された会場に行き、質問に答えるもの。
どちらも事前調査で参加を希望した場合のみの参加になります。
ただし、サンプル調査は抽選になることが殆どで、私もまだ1度も参加できたことがありません。
主婦は一番母数が多そうなので、競争率が高いのかもしれません。
マクロミルでどのくらい稼いでいるか、交換履歴がこちら。
私はキューモニターがメインで、マクロミルは気が向いた時に回答する、くらいですが、このくらいは交換出来ています。
とりあえず登録しておいて、暇ができたら回答してみる、という使い方から始めてみることをおすすめします。
ポイントサイト系
在宅ワーク…ではありませんが、在宅で稼ぐ、ということで紹介。
今までに試したポイントサイトは下記の5つ。
- Gポイント
- げんたま
- ECナビ
- ちょびリッチ
- モッピー
登録するだけで、とっても手軽に始められるのがポイントサイト。貯めたポイントを現金や金券に交換することが出来ます。
が、結論から言うと、どのサイトも殆ど稼げませんでした。
ポイントで稼ぐ方法
どのポイントサイトでも、ポイントがたくさん貰えるのは
- サービスのお試し登録
- 資料請求
- クレジットカード発行
- ポイントサイトを経由して商品購入
です。
お試し登録や資料請求、クレジットカードの発行は、一見無料だし良いように思えます。
が、これは個人情報を売っているようなものです。
もちろん、どの企業も個人情報の管理は適切に行っています。
でも、万が一データ漏洩などがあった時のリスクを考えると、様々な企業に個人情報をばらまくのは避けた方がいいと思います。
ポイントサイトを経由して商品購入は、よく使う通販サイトが対象になっていれば稼げます。
しかし、公式通販などだけが対象で、ポイントサイトを経由するより、対象外の総合通販サイトを使った方がお得、ということも多いです。それを毎回確認するのは面倒で、結局使わなくなってしまいます。
そういった理由で、何度も違うサイトに登録してはやっぱりダメだなー、というのを繰り返しています。
先に書いたアンケートサイトのポイント交換対象になっているサイトもあるので、もし始めるならそこを選ぶのは有りかな、と思います。
おわり
通勤電車に乗らなくていいし、引っ越しても続けられるし、子供が居てもできる。
在宅ワークはメリットも多いですが、やはりまだまだ稼ぐためのハードルは高いですね。
全然稼げなかったのは能力が低かったから、と言われればそれまでですが・・・。
自分にぴったりの仕事が見つかることをお祈りしています。
ではまた。