夫に息子の相手を頼むと、”家事は進むけど逆にイライラする”ことがよくあります。
何でかな?と考えて、夫の息子への接し方に不満があるからだな、と分かってきました。
自分のやり方と違うからあれこれ口を出したくなる、というレベルでは無いんです。
子供と接する時にどういう行動をとるか。それを決める為の大前提となる意識が、大人だけで暮らしていた頃から変わってない。
だから「なんで!?」と言いたくなるような対応をします。
この記事は、これから親になる、またはもう親になった。
だけど子供との接し方はよく分からない、でもまぁ何とかなるでしょ。
そう思う人宛に、これだけは分かっていて欲しい、と思った事を書いています。
何冊も育児書を読み、助産師さんの話を聞き、ネットでも情報収集をし、毎日子供と向き合っている人にとっては、もう十二分に分かっている内容かと思います。
目を離したらすぐ死にます
家の外はもちろん、家の中でも、ちょっと目を話した隙に死ぬんです。
布が顔にかかったり袋を被ったりして窒息するし、高いところから落ちるし、何でも口に入れて誤飲するし、静かなときほど危ないものを触っているのが子供です。
厚生労働省の資料を見ると、死亡原因の0歳で4位、1~4歳で2位、5~9歳で1位が「不慮の事故」。
不慮の事故より上にあるのは、先天性異常や乳幼児突然死症候群などの防ぎようがない事由です。
子供から一瞬も目を離すな、なんて事が不可能なのは分かっています。
でも、普段の様子が分かっていない、子供の相手に慣れていないなら余計に、いつでも事故が起こり得ると考えて、注意を向けて下さい。
圧倒的に"弱い"存在です
子供は親(あるいはただの大人)に比べ、圧倒的に弱い存在です。
体の強さはもちろん、精神的にも社会的にもです。
それは、何があっても「反抗できない」「逃げられない」ということ。
邪魔をされてイライラしたから、怒鳴った。
何度言っても止めないから、叩いた。
それ、「しつけ」じゃありません。軽い力で叩いただけ、とかも言い訳になりません。
相手は、自分に絶対に逆らえない存在です。
そういう存在に手を挙げるって、ただの八つ当たりや弱い者いじめ、エスカレートして虐待です。
自分の感情をコントロールできずに、子供を感情のはけ口にしているだけです。
あなたが親なら、相手は逆らえないだけではなく、無条件の信頼も寄せています。
手を挙げる、ということは、それを踏みにじってサンドバッグにする行為ですよ。
怒る時は深呼吸をして、「子供は自分より圧倒的に弱い存在だ」って意識してから対応して下さい。
※分かってるのに、ずっと子供といるとイライラしてつい、という場合はキャパオーバーなんだと思います。上の文章はあなた向けではありません。
ひとりの人間です
子供も、意思を持ったひとりの人間です。
何でも言うことをきく人形じゃないから、本人のやりたい事があって、あなたのして欲しい行動をしないことがあるし、して欲しくない事をすることもあります。
大人相手だったら、「こういう理由でこの行動をして欲しい/して欲しくない」と言って、話し合いますよね。
相手が子供でも、同じようにしてみませんか。
言葉も通じにくいし考える力も成長途中だから、スムーズには行かないと思います。
でも、人間を相手にしている、という点では大人も子供も変わりありません。
何かする時も、勝手に決めて無言で行動されたら、不安に思います。
一緒にいる人が、いきなり手を引っ張って歩きだしたら「何!?」って思いますよね。
子供は、その「何!?」を発することは出来ないかもしれません。
だからといって、「何!?」と思っていないわけではありません。
話せなくても考えているし、こちらの言うことも理解しています。
今から何をするのか、それをしていいか、意思を確認してみて下さい。
大抵、大人が悪い
子供が、して欲しくない事をしたとき。特に1~3歳くらい。
それは駄目なことだ、と教える事は必要。
何でこんな事をしたんだ、と責めるのは無意味。
なぜなら、それが「悪いこと」だと理解していないから。
言葉が話せるようになってきても、まだまだ記憶力や考える力は未熟です。
本当に、ダメと言われても「わからない」んです。
つまり、ダメ!という行動を子供がした時は、それが「できるような状態にしていた」大人が悪い。
子供を責めるのではなくて、自分が反省すべきです。
もっとも、家の中のものを全て子供の手の届かない場所に移動することは不可能ですし、予想外の行動を沢山するので、いくら気をつけていても「ダメ!」という行動をすることはあります。
だから、他人を責める理由には決して使ってはいけませんが、「子供を責めるのは筋違い」という事です。
おわり
うちは、夫本人が「子供ために時間を使うぞ!」という気になっていれば全然問題ない対応をしてます。
が、渋々といった様子の時は全然ダメ。
なんでそんなに違うんだ~ってくらい全然ダメ。
でも子供の前で言うのも嫌だし、後で・・・と思っていると結局言うタイミングを逃して、何を言いたかったのか分からなくなって終わり。
なので、自分自身が夫に言いたいことをメインにまとめてみました。
また同じような事があったらうまく伝えたいなー。
ではまた。