この記事では、3歳児でもできる視力検査キットの作り方を紹介しています。
※家庭での検査では精度に限界があります。あくまでも目安として利用し、気になるところがあれば医療機関で検査してください!!
3歳児健診での視力検査、家でやるの??
息子がもうすぐ3歳になるころ、市から3歳児健診のお知らせが届きました。
3歳児健診って採尿とかあるんだよな、当日うまくトイレいけるかな~、なんて思いながら開けたところ・・・「視力検査・聴力検査は家でやってきてね!」と書かれているではありませんか。
もちろん、「家でできなかった場合は当日検査します」とも書いてありましたが、その場合時間かかるからね!とも書いてあります。
え、家で正確に検査ってできるの・・・?
弱視って早く見つかれば治るけど、6歳とかになると手遅れって前にネットで見た気がするし、不安・・・。
と思いつつ、まずは検査方法を確認することに。
市から提示された検査方法は難しい
健診のお知らせに同封された視力検査のやり方は、
「離れて視標を見せる。輪の切れ目を手で示してもらうか、視標を厚紙で作って持たせ、輪の切れ目の向きを合わせる方法で答えさせる」。
・・・試してないけど、絶対正確な検査とかできないでしょこれ。2歳児には難しい。
やり方を理解させるまでに、飽きて嫌がる様子が目に浮かぶ。
もっと分かりやすいやり方ないかな?弱視は早く見つけないと~の情報を見た時に何か・・・ドーナツ食べたの誰?みたいなやつを見た覚えが・・・
と思って探し、見つけたのがこちら。
弱視を3歳児健診で見つける重要性や、子供でもできる視力検査キット「たべたのだあれ」の開発についてお話されています。
これだー!と思ったんですが、この検査キット、なかなかお高い。
フレーベル館 3歳からの「たべたのだあれ?」 視力検査キット
幼稚園などで購入することを想定している、のかな?
家で1回使うために買うのは厳しい。
記事内でも「家での検査には限度がある」と言っているし、家での検査はあくまでも練習。
ということで、検査キットを作ることにしました。
検査キットの作り方
用意するもの
- 空のティッシュボックス 2つ
- キャラクターのイラスト 4つ
離れてもわかりやすいように、各キャラクターの色が似ないように選びました。
ランドルト環をドーナツに見立てるので、生き物がおすすめ。 - ランドルト環の視標
3歳児健診用に検査する場合は、自治体から「これで検査してね!」というものが送られてくると思うので、それを使用。 - はさみ、のり
工作に使います。
作り方
- 空のティッシュボックスの背面を縦に切り、開く(2つとも同じように)
- 開いたティッシュボックスを、穴が縦横に交差するように重ねて、貼り付ける
- 穴を中心に、四方にキャラクターのイラストを貼り付ける
- ランドルト環を裏から穴にあて、全体が隠れずに見えるか確認
検査方法を理解させる
「たべたのだあれ?クイズをしよう!」と言って、この動画を見せます。
何度かクイズをやって、ランドルト環の開いた方にいる動物=ドーナツを食べた!というルールを教えます。
理解できたな、と思ったら実際の検査に進みます。
動画より絵本が向いていそうな子には、絵本もあります。
視力検査をする
どの距離で・何回みせるか、などは自治体から案内のあった検査方法で行いました。
以下、我が家での体験談です。
作ったキットを見せて、「今日はこれで『たべたのだあれ?』しよう!」と言って検査をしました。
自治体から送られてきた視標が、練習用(大)・本番用(小)と2つあったので、まずは大きい視標から。
- 「食べたのだ~れだ!」と言いながら、視標を穴に合わせる
- 「パンダさん!」「かえるさん!」等、子供が答えたら「じゃあ次は~、たべたのだ~れだ!」と続け、4方向出す。
両目で大きい視標、右目を隠して(ティッシュを折ってをテープで貼る)大きい視標、ここまでで子供が飽きたので、中断。
やりかたは理解しているようだった(全部正解してた)ので、翌日小さい視標で両目・左右片目ずつ検査。
結果、全て正解で検査終了しました。
検査する時に注意したこと
子供と視標の距離
きちんとメジャーで測って、床に目印をつけました。
更に、子供が前に出てこないよう、もう一人の大人が子供の横につくようにしました。
視標の向きを変える時、一度隠す
これは自治体からの案内に注意として載っていたので、そのようにしました。
子供が飽きたらやめる
嫌がっているのに無理やりやらせると、正確性が低くなると思ったので、その場合はいったん中断。
翌日以降に改めて遊ぶ雰囲気で誘いました。
おわり
視力検査、ルールがわかっていないから間違えるのか、本当に見えていないのかの判断がとても難しいと感じました。
その点、「たべたの誰だ?」を使うと遊びの感覚で何度も試せるので、そのあたりの判断がしやすかったです。
子供も楽しそうにやっていたので、子供が飽きて検査が進まない・・・という方はぜひ、試してみてください。
ではまた。