この記事では、息子が指しゃぶりを止めるまでの体験談を書いています。
指しゃぶりをやめさせたい
間もなく3歳になる息子は、かなり頻繁に指しゃぶりをする子でした。
眠い時はもちろん、日中遊んでいる合間も手が空くたびに口の中へ。
家の中でも外でも関係なし。
ずっとしゃぶっている右手の親指は、爪も皮膚も白くふやけていました。
よだれでベタベタの手であちこち触られるのも嫌だし、汚れた手を口に入れるのもやめて欲しい。
ふやけた皮膚に傷ができ、食事の時に食べ物がついて痒い・痛い→こすって余計に傷が増える、のループ。
更に新型コロナウイルスの流行で、あちこち触った手を口に入れるのが余計に心配になり、とにかくはやく指しゃぶりを卒業して欲しいと思っていました。
3歳までは見守りたい
とはいえ、指しゃぶりについての目安をみると、3歳までは自然に治る可能性も高いので様子を見ていいとのこと。
(参考:ゆびしゃぶり・おしゃぶり(PDF) 教えて!ドクターサイトより)
そのため、3歳までは無理に止めさせたり、苦いマニキュアなどの苦痛を伴う方法は避けたいと思っていました。
食事の時に痛かったりかゆかったりするのは本人も辛そうだったので、まずは「指を食べなかったら痛くなくなるよ」「また痒くなるから止めようね」と言い聞かせてみるも、効果無し。
「お口を空っぽにするよ」などと声をかけると一旦口から出しますが、すぐにまた口の中へ入れてしまいす。
きっかけは「見立て遊び」
どうしたものかと悩んだまま、息子が2歳10ヶ月になった頃、「見立て遊び」をし始めました。
お店やさんごっこをしたり、ぬいぐるみを喋らせたり。
だんだん高度な遊び方が出来るようになるんだなぁ…と感慨深く思うと同時に、(これ、指にも使えるんじゃ?)と思いつきました。
効果があった方法は、「指に顔を描く」!
さっそく、水性のペンで親指に顔を描き、
「親指さん、傷だらけで痛いよ、もう食べないでーって言ってるよ」
と言ってみました。
その後数日間続け、前日に口に入れていた日は泣いた顔を、入れなかった日は
「口に入れないでいてくれて傷が治ってきたから、親指さんにっこりしてるよ」
と言って笑顔を描きました。
その結果、想像以上の効果があり、初めて顔を書いたその日から、ほぼ指しゃぶりをしなくなりました。
口元には指を持っていくんですがはっと動きを止めて戻していて、(親指さんありがとう…!!!)と心の中で手を合わせました。
3日も経つ頃には口元に持って行くこともなくなり、ふやけていた指も治ってきました。
1週間くらいで顔を描くのを止めましたが、再発する事もありませんでした。
傷だらけの指を保護する方法
指に傷が付き、食事の度に痛い・痒いのが大変だった時は、傷にワセリンを塗っていました。
傷の治りが良くなるわけではありませんが、口に入れても大丈夫だし応急処置として役立ちました。
おわり
もっと早くやれば良かった、と思いましたが、見立て遊びをはじめた直後だったからこんなに効果があったのかな?とも思います。
「親指さん」と呼び、挨拶したり食べ物をあげる真似をしたり、顔が消えると描いてと言ってきたり。
息子自身がとても親指さんを気に入ってくれて、今もたまに自分から「描いて!」と言ってきます。
そんな可愛い姿も見られるこの方法、おすすめです。
ではまた。